こんにちは。
今日は「金の卵を産むニワトリを持ちなさいの感想」のお話です。
これは、メガバンクの元支店長が書かれた本で、難しい用語はあまり使わず、とても読みやすく書かれていました。
ボリューム的にも2時間ほどで読める本です。
概要
この本では、「金の卵を産むニワトリ=家賃収入が得られる不動産」ということでした。
実際に著者が銀行員時代に、不動産を購入するために来行されたお客さんがローンを組む方法や、銀行の審査ポイント等が詳しく書かれていて、銀行の支店長ならではのお話も多く、これから銀行で不動産購入に際してのローンを申し込もうと思っている人にはオススメの本です。
良かった点
好感が持てるのは、自己資本ゼロで不動産投資を始めてはいけない、まずは自分に投資して稼げるようになって、貯金をしてから、不動産投資をするように書かれていました。
もちろん、不動産購入に際して自己資本ゼロでは銀行のローン審査も通らないことが理由ではあるでしょう。
「とりあえず投資しろ」というスタンスの本ではなく、実直に書かれた本であると言えます。
また投資用の不動産購入に際して、30冊以上の本を読んで勉強してからするように書かれており、確かに素人のままで言われた事を鵜呑みにしてしまうのか、それとも自分である程度の知識を付け、判断が出来る状態で臨むのかは大きく違うと感じました。
そういった心構えの部分についても言及されていて、本当に読者の為に書かれている本です。
良くなかった点
不動産で家賃収入を得よう!という所までは良かったのですが、家賃収入の全てが財布に入る計算になっていて、実際には、ローン返済、固定資産税、所得税、維持管理費等が計算に入っていませんでした。
実際には、収入として記載されていた数字よりもかなり落ちることになりますので、細かい話は別の本を読んだ方が良いです。
特に、収入付き不動産を持った場合のリスクについてはあまり書かれていません。
例えば、空き室になり収入が入ってこなくなった場合はどうするのか、地震や台風の災害にあった場合や、経年劣化で大規模リフォームが必要になった場合はどうするのか等、不動産を持つことによって様々なリスクが生じますが、それはまた別の本ということなのでしょう。
まとめ
不動産を持つには貯金が必要
→どうやって貯金すれば良いの?
→自分に投資して収入を増やし、毎月の固定費を見直して支出を減らそう!
と貯金の方法まで言及していて、貯金が苦手な人にも読んでもらいたいです。
また、実例が多く書かれていて、これから不動産投資を始める人には、必読の一冊となっています。
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本日も最後までお読み頂きありがとうございました。