こんにちは。
今日は「投資でも元本割れしないl投信に元本保証型商品が現れる!」のお話です。
投資なのに元本保証という、画期的な商品が販売されます。
資産運用会社のアセットマネジメントOneが新たに設定する「ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07」という商品で、7月11~30日に大和証券で販売されます。
では具体的な内容を見てみましょう。
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投資なのに元本割れをしない理由
- 為替リスクのない円建てで運用
- 運用は債券
- 運用期間は10年
運用が順調な場合
債券の利払いが増え、投信の分配金が増えます。
運用収益の約1割を成功報酬として差し引かれます。
運用が不調な場合
債券の評価額は下がるので、運用期間中に解約すると損失になる可能性もありますが、満期まで待てば元本が目減りしないで戻ってきます。
運用会社のメリットと投資側のメリットとデメリット
元本保証型を運用する会社にメリットはあるの?
運用する債券には、年0.3%の固定金利が付いているので、運用コストにあたる信託報酬(約0.29%)をほぼ相殺できるため、運用会社に損失は出ません。
しかも、運用が順調なら、さらに運用収益の約1割が成功報酬として得ることができます。
運用会社のメリットはあっても、デメリットはほぼ無いと考えて良いです。
この商品に投資するメリットはあるの?
銀行に預けても超低金利の時代ですので、銀行に預けるよりは…くらいの気持ちならメリットはあるでしょう。
また元本割れは絶対に嫌だ!と言う方にも、メリットはあります。
この商品に投資するデメリットはあるの?
投資して資産を増やそうという気持ちでしたら、やめた方が良い商品です。
1円でも増えたら満足だ!と言う人にはオススメしますが、20~50代の人が10年間もこの商品で資産運用するのは、もったいないです。
僕なら銀行に入れておいた方がメリットを感じます。
銀行なら、いつでも出して別の資産運用に使えますが、この商品は運用が不調なら、最悪10年間は契約を継続しないと「元本保証」をしてくれませんからね。
まとめ
元本保証は、本当に聞こえは良いですが、債券に付いている金利(年0.3%)を信託報酬(年0.29%)として吸い取る為の商品のように見えて仕方ありません。
そもそも元本割れだけは絶対に嫌だ!という人しか購入しないでしょうから。
元本割れをしなければ、顧客が満足すれば問題ないので、このような商品が出たんでしょうね。
それに加えて、投資未経験者(特にお年寄り)を「元本保証」の魔法の言葉で取り込むつもりなのでしょう。
僕なら積立NISA、iDeCoやウェルスナビのロボアドバイザーで資産運用した方がよっぽどメリットを感じます。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。