手元供養を考えたら知っておくべき3つのことl高価なお墓や仏壇ではなく愛するものといつでも一緒に過ごす供養観について

今日は「手元供養を考えたら知っておくべき3つのことlお墓や仏壇ではなく愛するものといつでも一緒に過ごす供養観について」のお話です。

手元供養とは、故人の遺骨・遺灰を骨つぼに入れて、自宅で供養したり、アクセサリーに納めたりすることです。

昔は、お墓に仏壇が当たり前でしたが、人々の供養観の変化から、手元供養が広がっています。

今は7~10万人の方が何らかの手元供養を行っていますので、これから手元供養を考えている方にご説明します。

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目次

そもそもお墓の役割とは

大きく分けて3つの役割があります。

  1. 残された遺族の心のよりどころ
  2. 生きた証しとして
  3. 遺骨の安置場所

1つめは、先祖や亡くなった人に手を合わせてしのぶためや、お墓があることで子供たちがお盆に里帰りすること。

2つめは、家の象徴であり、見栄や権威の現れでした。

3つめは、永代供養、散骨や樹木葬など様々な遺骨の安置場所があります。ここに手元供養が加わります。

手元供養をする人が増えた理由

現代人が抱える悩みとして、お墓の承継問題、お墓の価格・維持費や子供に迷惑をかけたくないなどの理由で、お墓自体を建てないケースが増えています。

そこで、手元供養なら以下のメリットがあります。

手元供養のメリット

  • 宗派を問わない
  • 無縁になる心配が無い
  • 管理費がいらない
  • お墓に比べて費用が安い
  • 故人を身近に感じられる

お墓を田舎に作ったけど、都市部で暮らす子供たちには、お墓参りや管理は大変なことです。

また、樹木葬や散骨に代表されるように、お墓はいらないと考える人が増えているのも、手元供養が増えている要因です。

手元供養は法律違反にならない

手元供養は、現時点での法律では、違反になりません。

しかし注意したいのが、「自宅の庭に埋める」ことは違法になります。

墓埋法では、自宅で管理するのは問題になりませんが、土の中に遺骨を埋めることは霊園以外では違法となります

よって、自宅の仏壇の中で安置したり、アクセサリーとして身につけることは違法ではありませんが、土の中に埋めることは違法となりますので、気をつけましょう。

手元供養の方法

部屋に置くタイプ

納骨オブジェやミニ骨つぼを選ばれる人が多いです。

これは、お墓の代わりにもされています。

身につけるタイプ

アクセサリーなどの身につけるタイプは、大切な人を亡くした悲しみを癒やすのと、お墓の代わりにもなります。

最近はペットの供養にも、アクセサリータイプを選ばれている人が増えています。

 

まとめ

現代において、人々の供養観が大きく変わってきたことて手元供養が広がってきました。

実際、先祖代々のお墓に入りたいという人は減っています。

それは、自分の先祖という認識は、せいぜい祖父母までと考えるからでしょう。

遠くに立派なお墓があって、年に1回お参りするよりも、身近に置いて毎日故人に思いを馳せるほうが、良いのではないでしょうか。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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